2021年12月:またもやコロナに感染!― 恐らくオミクロン…

オミクロンの症状が現れる

ヨークに娘を迎えに行った次の週(12月13日の週)、私は喉の痛みを感じるようになった。こんな症状が出るのはもう何年も前に風邪をひいた時だったか?と思うくらい最近は忘れていた感覚だった。

念のため仕事に行く前に毎日LFT(Lateral Flow Test ― 迅速テスト)を自宅でやって陰性を確認していた。

しかし3日ほど経つと今度は咳きが出始め、たまに熱っぽくなる時も。

私は「インフルの接種も終わったし、コロナのワクチンも3回接種済みだから、きっとただの風邪かも。」と思っていた。

 

しかし何気なく「オミクロンの主な症状」と検索してみると、

  1. 新たな咳が継続する
  2. 喉に痛みが出る
  3. 頭痛
  4. 倦怠感
  5. 鼻水

 

と出てきた。

私は1-5まで全て当てはまるではないか!

特に1と2!

「ひょっとして?」と思い、今度はPCR検査を予約した。

木曜日、仕事から帰ってきて予約が取れるか見てみたら翌日の朝1の時間帯で予約できた。テストを受けて陰性の結果が出るまでは会社に行けないので、17日の金曜日はお休みすることに。

その頃娘にも頭痛と倦怠感という症状がでていたのと、ロング・コビッドからやっと回復しつつあった夫も呼吸する際に肺に重みを感じていたので、一家全員でPCRの予約を入れた。唯一息子だけは何の症状もなかったけれど、念のため一緒に行った。

 

家から車で5分程の所にあるPCR検査センターまで運転しながら、今年の1月のことがフラッシュバックしてきた。(https://elsaleo.hatenablog.com/entry/2021/01/31/000000_1

まだワクチン接種が高齢者から始まったばかりの頃、一家全員が次から次にコロナに感染し、1ヶ月まるまる家で隔離することになったんだった。

「ひょっとしてまたあの隔離生活をやるはめに??」と不安になったけれど、あれから状況は少し変わっていた。

先ず隔離期間が14日間から10日間に短縮されたし、全員ワクチン接種済みなので、前回のように救急車を呼ぶ事態にはならないはず…。

なるべくポジティブに考えることにした。

 

PCR検査は1年前より効率がよくなっていた。

予約するとQRコードがメールで送られてきて、検査場に着いた時と、検査済みのサンプルを渡す時にこのQRコードをスキャンされる。

QRコードにはすでに個人情報が入っているので、検査場では何も記入しなくていい。

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コロナ検査場へ

検査に行った翌朝、メールとSMSで全員に結果が送られてきた。

何となく予想はついていたけれど、私と夫と娘は陽性、息子だけが陰性だった。

「これは絶対この間の週末にヨークに行った時にどこかでもらってきたに違いなね。」

という意見で一致した。

先週末、大学のクリスマス休暇が始まるので娘を迎えに夫とヨークまで行き、3人でクリスマスマーケットなどを見て回っていた。屋外ではマスクをしてない人も多くいて、何だか安心できなかったのを覚えている。

息子だけは留守番だったので、これは絶対ヨークから来たものだと確信した。

 

またもや隔離生活で今年のクリスマスもこじんまりと...

検査結果のメールで一緒に送られてきたコードをCOVID-19アプリの「Result」という画面に入力すると、隔離日数のカウントダウンがスタートした。

隔離期間は症状が現れた日からカウントされるので、私の場合は12月15日から数えて10日目の12月24日が隔離の最終日になった。(クリスマスイブ!)

仕事は23日が仕事収めなので、実質今年はもう出勤できなくなった。

会社に連絡を入れると、他にも3人ほど陽性反応がでた同僚がいたようだ。

いつの間にこんなに?

感染が広がって残念なクリスマス休暇にならないよう、仕事収めも1日早くなって22日になったと聞いた。

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テスト結果が陽性なので症状の出た日から10日間隔離するようにとのメッセージ(左)
COVIDアプリに結果のコードを入れると隔離期間のカウントダウンがでてくる(右)

夫と娘の症状は私より1日遅れで現れたので、隔離期間はクリスマスの日、25日までとなった。

これで今年のクリスマスはキャンセルに…。(泣)

去年はバブルグループとでしか一緒に過ごせなかったので、「今年は親族皆で集まって食事をしよう!」と義妹がホストをかってでてくれていた。

義妹の家族、義父母、そして我が家の11人で集まってクリスマスディナーをする予定だった。

夫が義妹に連絡を入れると「残念だけどしょうがないわね。実はうちの娘の職場でもコロナの感染者がでて、今テストを受けにいってるの。夫の職場でも数人感染してるみたいだから、安全のためにも別々に過ごした方がいいわね。」

と返事が返ってきた。

今年のクリスマスもこじんまりと過ごすことになりそうだ。

 

あちこちで規制の強化が始まった...

このように誰かと話をする度に誰かが感染しているという情報が入ってきて、ニュースで聞いていた以上に感染力と感染スピードが早いことがわかった。

私たちの検査結果がでた17日(金曜)のニュースでは1日の感染者数が93,045人にもなってパンデミック始まって以来の最高記録になったらしい。

プレミアリーグのフットボールの試合も選手や関係者に感染者がでて3試合がキャンセルになった。

翌日の18日にはフランスがこの感染者数の高いUKを危惧して、UKからの旅行者のフランス入国を禁止すると発表した。

 

アイルランドでは夜8時以降の外出禁止、オランダでは再びノン・エッセンシャルなお店が閉まるロックダウンが開始され、UK内ではウェールズ、スコットランド、北アイルランドでも新たな規制が実施されることになった。

 

ロンドンでは過去最高の感染者がでていて、市長のカーン氏が事態の緊急性を危惧するメッセージを発信していた。

しかし、今のところボリス首相からはイングランドで新たな規制をクリスマス前に実施する発表はされていない。

親族や友人たちと集まるクリスマスをだいなしにしたくないから?

「でもこんなに爆発的に拡散しているのに、クリスマスの後では遅すぎない?」

とまたまた不安になってきた。

 

隔離期間の短縮と1日の感染者が10万人突破!

今日(22日)のニュースでは、この隔離期間がまた変更されるとでていた。

6日目にテストを受けて陰性なら7日で隔離を終了できるようになったと。

今までは10日間だったので3日間短縮されることになる。

そして今日発表された統計では1日の感染者数が106,122人とはじめて10万人をこしたとも!

これだけの人が10日も隔離すると社会が回らなくなるから7日になったのかしら…。

実際、電車の運転手さんやスタッフも多くの人が隔離していて、ダイヤを減らしているともニュースにでていた。

社会の機能が止まりませんように。

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隔離期間が10日から7日になったというお知らせがメールで届いた。

前回(今年の1月)の隔離中はNHSから毎日電話がかかってきて、「ちゃんと隔離して家に篭っているか」というチェックがあったが、今回は人ではなくてSMSのメッセージが2日おきに送られてきている。

さすがに隔離している人が10万人を越すと、電話で確認するにもマンパワーが足りないに違いない…。

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「隔離は義務です。隔離中は家からでないように。」
というメッセージが定期的に送られてくる。(左)
このメッセージと一緒にメンタルヘルスのサポートについての案内も送られてきた。(右)

隔離生活5日めの今日の時点でまだ咳は続いているけれど、喉の痛みはなくなって、熱っぽくもないので、幸い普通の風邪の症状で終わりそうだ。

早くこのオミクロンの嵐が去って平穏な日が戻って欲しい。

コロナもう嫌!!