2021年6月 – その3:迅速テストキットを注文する

結婚式に参加した後に風邪の症状が

甥の結婚式に参加した次の日から、私は咳がでたり、のどが乾燥したり、という症状がでてきた。

恐らく、パーティー会場でエアコンがガンガンかかっていたからに違いない。

外の気温は18度くらいだったのだが、これでもイギリス人にとったら夏日。

会場では体感温度の違うアジア人の私だけが寒かったのか、私1人だけカーデガンをまとった上、夫のジャケットまで借りてぷるぷる震えながら座っていた。

夕方になって、ダンスタイムが始まるとちょっと温まったものの、席について他の人と談話しているときは、ずっとこのカーデガン+ジャケットを着たまま座っていた。

 

咳がでてきたし、前日は久しぶりにいろんな人と接触したのもあって、私の頭の中で「ひょっとしてCOVIDじゃないわよね….?」「いや、ワクチンを2回接種済みだからその可能性はないんじゃ?」「でもワクチンは100%じゃないし…。」というような疑惑が交差していた。

 

そして、この疑惑を晴らすために「Rapid Lateral Flow Test」(迅速テスト)を受けてみようと思いついた。

UKではこのテストは中学校以上の学生だと週2回受けることが義務化されていて、また18歳以上の大人であれば薬局やGPから、もしくは政府のオンラインリンクから注文すれば無料で供給されることになっている。

本来は、コロナの症状がない人でも感染している可能性があるので、このテストを使って定期的に検査し、知らない間に感染していないかどうかを検知するという目的で導入された。

コロナの症状がある場合はPCR検査を受けるのだが、私の場合はワクチン接種も完了していることだし、可能性は低いとみて先ずはこの迅速テストを受けてみようと思った。

  

f:id:Elsaleo:20210806033345j:plain

「ここでCOVID-19のテストキットを無料で受け取れます」と書いてあるポスターが薬局に貼られている。

 

Rapid Lateral Flow Test Kit(迅速テストキット)を注文

注文は政府のオンラインで簡単にできた。

オンライン・ショッピングのように、すぐにEメールでオーダー・コンファメーションが送られてきて、1-2日内に届きます、とお知らせがあった。

そのお知らせの通り、早速翌日にはテストキットが送られてきた。

「おお~早い!まるでアマゾンのプライムデリバリーみたい!」と感心。

 

f:id:Elsaleo:20210801225022p:plain

迅速テストキットを注文すると、すぐさまコンファメーションのEメールが届いた。

箱の中には7回分のテストキットが説明書と共に入っていた。

私は早速説明書を見ながらテストを開始してみた。

テストの方法はPCR検査のホームキットとほぼ同じ:

  1. 長い綿棒を使って鼻と喉の奥からサンプルを取り、それを液体の入った試験管に浸しながら15秒ほどぐるぐる回す。
  2. 綿棒を取り出し、試験管についているキャップをはめる。(キャップには穴があいている)
  3. 試験管を逆さまにして、キャップの穴から液体をテスターの穴に2滴落とす。

テスターにはCとTというアルファベットが書かれている。

  1. 30分後に結果が現れる。

Cに線がでると陰性

CとT両方に2本線がでると陽性

Tだけに線がでるとテスト失敗

 

f:id:Elsaleo:20210801225052j:plain
f:id:Elsaleo:20210801224957j:plain
送られてきたテストキットと説明書

私はどこに線がでてくるのか、テスターを眺めながら、その昔妊娠テストの結果を待っていた時のことを思い出してドキドキしてきた。

ほぼ陰性だとは思ってはいるものの、「もし陽性だったらどうしよう!?」

「パーティーに来ていた人全員が隔離するはめに…?」

「また会社にお知らせした後、隔離を10日間しなくては..。」

「もし陽性だったら、すぐに家族ともども隔離になるので、食料を予め用意してからテストすればよかった。しまった!」

などという最悪のパターンが頭の中をめぐっていた。

 

結果は30分も待たずに10分以内で現れた。

幸い線が現れたのはCの横だけだった。

「ほっ!よかったぁ。これでひと安心!」

私の症状はただの風邪だったようである。

 

f:id:Elsaleo:20210801225121j:plain

テストの結果 ー Cの横だけに線が現れたので陰性!

政府のガイダンスだと、このテストを週2回行うことがアドバイスされている。

あと6回分残っているので、これから人の多く集まるスーパー等に行った時は定期的に検査してみようと思う。