2月-その2 感染者数は減少に向かってきたけど… 新しい国境水際対策
新しい国境水際対策 - ホリデーに行けるのはまだまだ先?
年明け早々始まった3回目のロックダウンも1ヶ月を過ぎたころ、保健相のハンコック氏から新しい国境水際対策の発表があった。
なんでも感染者数はここ2週間の間に47%も減少し、75歳以上の人たちとケアホームの人たちのほとんど、約1220万人のワクチン接種も完了したらしいのだが、いまだに入院者数やコロナによる死亡者数が高いらしく、UKへ入国する際の規制を厳しくすることになったらしい。
主な内容は…
- 入国72時間前にPCRテストが陰性だったという証明の提示
- イングランドへの入国の際は、ホテルでの隔離とテストが義務付けられる
- 海外からUKへの帰国者は指定されたホテルで10日間の隔離が義務付けられる。
ホテルの滞在費と交通費のパッケージ、1750ポンドを支払うこと。
- 海外からUKへ入国した場合、入国後2日目と8日目に再びPCR検査を受けること。検査はオンラインで予約可能。
- ルール違反をした場合、罰金や刑務が課せられる。
- PCRテストを拒否した場合→ 1000ポンドの罰金
- 2回目のPCRテストを拒否した場合 →2000ポンドの罰金
- レッドリスト国から到着した人でホテルでの隔離を終了しなかった場合
→5000~10,000ポンドの罰金
ワクチンの接種も始まり、ロックダウン生活も1ヶ月が過ぎて感染者数も減ってきたので、「そろそろ秋くらいにはどこかホリデーに行く計画を立てられるかなぁ~。」と夫と話ていたのだが、この発表をみて、
「こりゃ、しばらくは何の計画も立てない方がいいね…。」と落胆した。
もしホリデーに行けたとしても、帰ってきたら更に1750ポンド(約25万5千円)も払ってホテルで隔離!! 「もう一回ホリデーに行けちゃうよ~!」とつい叫んでしまった。
この発表の5日後には早速海外から帰国した人達がホテルの隔離を始め、その10日後には隔離を終えてホテルをチェックアウトした人たちがニュースにでていた。
その時のインタビューの記事を読んだのだが、
- ホテルに泊まっているのに、サービスが悪くお客として扱われなかった
- 食事は刑務所よりまずいのでは?
- 朝食は機内食よりも劣るパッケージに何もかも一緒に盛り付けられていた
- チェックアウトして、これからマクドナルドに直行します
というような内容で、夫と
「1750ポンドでこれ??」
「ぜーったい、ホリデーはしばらくは様子見だね!」ということで意見が一致した。
約200万人のUK国民が6ヶ月以上働いてない!?
2月中旬に出ていたニュースで、自宅待機中(ファーロウ中)の私にとって興味深いデータがでていた。
それは、「UKの国民の200万人以上の人たちが、過去6ヶ月間まったく働いていない」というデータだ。
そのうち70万人の人たちが6ヶ月以上失業中で、約50万人の人達は自宅待機中(フルタイム・ファーロウ)で全く働いていないらしい。
年明け早々2回目のファーロウになった私も、
「そうえば、過去1年間、休んでばかりだったけど、いったい何日働いたのかしら~?」
と思い、カレンダーをチェックしてみた。
2020年3月~2021年2月の1年間の私の仕事日は….
- 本来なら働く日数(祝日やクリスマスホリデーを除く): 248日
- 休んだ日数(自宅待機、有休取得日を含む) : 142日
- 実際に出勤した日数 : 106日
12ヶ月のうち、働いたのは3ヶ月ちょっと、ということに…!
幸いファーロウ制度のおかげで雇用は継続されたままで、お給料も支払われているけれど、もしいきなりフルタイム勤務にもどるとなると、ちゃんと社会復帰できるのか不安になってきた!
今年のパンケーキデー
2月16日(火)はパンケーキデーだった。
昨年のパンケーキデーの事を書いたあの時からもう1年!
思えば昨年のパンケーキデーの直後、UKのスーパーの棚から小麦粉が消えたんだった!
1年後の今でもUKは3回めのロックダウン中…。
でも昨年のようなパニック買いはもうなくなって、皆ロックダウン生活にも慣れてきた。
というか諦めてきた。
この日スーパーに行くとパンケーキコーナーにはちゃんと小麦粉やその他のパンケーキグッズが並んでいた。
この日は去年の「ことの始まり」の頃を思い出しながらパンケーキを焼いた。
同じ日、ニュースでは1日のウイルスコロナの感染者数がやっと1万人を下回ったとでていた。ワクチン接種者は1500万人を越したとか。
なんだか通常に戻る日が少しづつ近づいてきているような気がしてきた。