ローカルロックダウン2週目(7月6日~7月12日頃) – ガーデンプロジェクトとロックダウン腹
6月15日以前に逆戻り…& ガーデンプロジェクト
レスター市がローカルロックダウンに入って、せっかく6月15日から再開していたノン・エッセンシャルなお店(ファンッショん関係やインテリア関係、スポーツショップ等のお店)がまた閉まってしまった。
ノン・エッセンシャルで開いているのは、6月15日以前にすでに開いていたガーデンセンターやホームセンターくらいだ。
「1歩進んで2歩戻る」ってこのことね..、と思いながらあの人生山あり谷ありの「人生ゲーム」をふと思い出していた。
私の方は先月末に会社から指示のあった通り7月いっぱいファーロウ(政府の補助金でお給料の80%が出るかわり、仕事はしなくていい)のまま。
時間はたっぷりあるけれど、ローカルロックダウンになってしまって行ける所も限られてるし、Netflixばかり見てるとウェストラインが気になってくるしで、「7月は何かやらなければ!」と思い立った。
「そうだ、ガーデンセンターとホームセンターが開いてるなら、ガーデンプロジェクトでも始めるとしよう!」と決めた。
目標は…
- 我が家の庭の雑草を抜き、再び生えてこないよう雑草コントロールシートを敷く
- そして今生えている植物の間に新しい植木や花を植える
- ガーデニングに目覚めた娘と一緒に義母の庭に花壇を作り花を植える
- 我が家のガーデンテーブルのリファーブ (やすりで剥げ掛かっている塗料を削り、オイルを塗りなおす)
- 先月7出来上がったデッキにソーラーパワーのライトをつける
「よーし! レッツゴー!」
とはりきってガーデンセンターとホームセンターへ出かけた。
今週は義母の庭に植える植木や花、コンポストを買って、娘と一緒に花壇作りからスタートすることにした。義母は70歳以上の持病ありで、「Shielding people」のカテゴリーに入っているため、3月のロックダウン開始以来ずっと家に篭っている。
家族が義母を訪問することはあるが、義母が人ごみの多いスーパーやお店にはまだ出かけられない。
ということで、この夏は娘が率先してこの閉じこもっている義母のために庭を綺麗にしようと計画をたてた。
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ガーデンセンターに植木や花を買いにいく。
レジのある屋内は1度に2人までしか入れず支払いはカード払いのみ
Eat out to help out! (外食して経済復興の手助けをしましょう!)
今週の水曜日(8日)大蔵大臣のスナーク氏から、経済回復を助長するためのプランがいくつか発表された。
- 雇用保持のため300億ポンドを投入
- ホスピタリティー産業への消費税(VAT)のカット
- ファーロウ(政府の給与補助金制度)で雇用を保持している企業へボーナスを支給
- 16-24歳の若い世代の雇用を促進するため、21億ポンドを投入し、6ヶ月の見習い期間で働ける仕事を設ける
- 家を購入する際の印紙税(stamp duty)を一時的になくす
- イングランド内で若者が研修生(Traineeship)として働けるポジションを3万件供給する
- 外食産業の回復を助長するため、「Eat out to help out – 外食して経済復興の手助けをしましょう」というキャンペーンを8月の1ヶ月間実施する。
これは8月中は毎週月日~水曜日にこのキャンペーンに参加するレストランやカフェで食事すると、50%のディスカウントが適用される(上限は一人10ポンドまで)というものらしい。アルコール以外のドリンクにも適用されるようだ。
→ 早速8月になったらこのキャンペーンに参加しているレストランをチェックしなくては!!
それにしても、ファーロウ制度(雇用保持制度)の発表に続き、次から次に国民と経済を助けるためにいろんなプランを発表してくれるスナーク氏。
最近はこの大蔵大臣に女性ファンが急上昇中でスナーク氏のインスタを追っかけてる人もたくさんいるとか。「あの大きな瞳がステキ❤」とか、犬と一緒に映っている写真には「キュート!」みたいなコメントも。
うーん、なんとなくわかるような気がする…。
Work out to help out! (運動して経済復興の手助けをしましょう!)
スナーク氏の発表に引き続き、翌日9日には文化大臣のオリバー・ダウデン氏から今まで閉鎖されたままになっていたレジャー産業/施設の規制が大幅に緩和されるプランが発表された。
- 今週末から → 芝生上で行われるスポーツの再開(クリケット等)
- 7月11日から → 屋外プール、野外劇場での公演の再開
- 7月13日から → ビューティシャン、刺青屋、スパー、日焼けサロン、その他の
密接になるサービス業の再開
- 7月25日から → 屋内ジム、屋内プールやスポーツ施設の再開
多くの人が待ち望んでいたスポーツジムの再開にダウデン氏は「work out to help out (運動して経済復興の手助けをしましょう)」と国民に言っていた。
「これはスナーク氏のキャンペーンに引き続き、”Help out” シリーズなのね! 他にも何かでてくるかしら?」と思ってしまった。
「25日、ついにスポーツジムが再開されるわ~!」
と一瞬喜んだのだが、「そうだった、レスター市はロックダウン中だった…☹」と我に返った。25日までにこのローカルロックダウンは終わっているだろうか…。
この発表の後、早速私のスポーツジムからビデオつきメッセージが携帯に入ってきた。
- ジムの施設内にどのようなコロナウイルス対策がされているか
- シャワールームはスイミングする人のみが使用可になったので、ジムを使用する人は使えなくなった
- タオルの貸し出しが中止になったのでタオルは持参すること
- スタジオで行われるクラスは制限人数が少なくなったので予め予約を入れること
などが説明されていた。
今まで週末は朝一でジムのクラスに参加して、シャワーを浴びた後そのまま買いものに出かけていたのだか、今度からは一回家に帰ってシャワーを浴びなくてはならなくなった。
でもジムが開いてくれるだけありがたい!
25日までにローカルロックダウン終わってますように…。
ロックダウン腹?
今週新聞で読んだ記事によると、3ヶ月間のロックダウン中、UK国民のウェストラインがかなり大きくなったという統計がでたようだ。
なんでもロックダウンが始まってから国民の3分の1の人たちが3kg以上体重が増えたとか。体重が増加した男女の内訳は女性63%、男性57%で女性の方が多い。
かく言う私も、勇気を振りしぼり先日体重計にのってショックを受けた。
毎日のようにオンラインエキササイズをしていたにもかかわらず、2kgも体重が増加していて、崖の淵からつき落とされたかのように「ショックでもう這い上がれない」気分になった。
「やっぱり家に篭っていると身動きする範囲が限られててよくないんだわ…。」
「スーパーの買い物もオンラインに頼らず、並んでもいいからお店の中でも歩き回らなければ!」と猛反省した。
私の知り合いの中にも、「仕事中はよく動きまわってたけど、家に居たら食べて飲む回数が増えてお腹がでてきたよ。」という人や、「家に篭ってると楽しみがあまりないから、庭で毎晩ワインやビール飲んでたら太っちゃった!」と言う人が何人かいる。
やっぱり、この記事にでている統計はかなり正しいと納得した。
現在政府も国民の肥満対策を検討中らしい。
ロックダウンの次は国民総出でダイエット?
農場で集団感染?
今週末のニュースではイングランド西部に位置するHerefordshire(ヘレフォードシャー)にある農場が大きく取り上げられていた。
何でもこの農場で働く季節労働者の人たちのうち73人もの人がコロナに感染したらしく、他の約200人の人たちが自己隔離中らしい。
ニュースでは、農場の大きな敷地内にあるキャラバン(トレーラー)で寝泊りしている季節労働者たちが遠くから手を振っているところが映っていた。
私は「コロナの影響で季節労働者が不足していて、農家では野菜や果物の収穫ができないかも…」というニュースが4月に取り沙汰されていた事を思い出した。
「UK国民のために野菜と果物を収穫しに来てくれてるのに、コロナに感染してしまうなんて…。」と同情してしまった。
ロックダウンがやっと緩和され始めたけれど、このようなニュースが流れてきて、まだまだ油断はできないかも...?
この週UKのコロナによる死亡者数の合計は44236人⇒44819人*に。 (*coronavirus.data.gov.ukより)