11月 – その1 ロックダウン2 / 休んでばかりの11月
ロックダウン2
1日の感染者数が5千人づつ増えていっている中、10月末に首相の発表があった通りイングランドは11月5日(木)~12月2日(水)の間期間限定のロックダウンに入った。
ウェールズではイングランドより一足先に10月末から17日間の期間限定ロックダウンに入っていたので、それを追うように..。
今回のロックダウン・バージョン2の主な規制内用は…
- 学校や大学は開校したまま
- リモートワークが不可能な場合は引き続き通勤可
- パブやバー、レストランは閉店(テイクアウトとデリバリーはOK)
- 非必須のお店(食料、日用品以外)、美容院等は閉店、レジャー、エンターテンメント施設も閉鎖
- ファーロウ(政府の助成金制度)は2021年3月まで延長
- 他の世帯の人との交流は禁止(サポートグループの人はOK)
- ジムは閉鎖になるが、屋外なら同じ世帯の人、もしくは他の世帯の人なら1人までなら一緒に運動してOK
- 海外渡航は仕事でならOKだが、ホリデーは禁止
- プレミアリーグのフットボールの試合は続行OK(選手が定期的に検査を受けてるため)
この発表があったのが10月31日で、規制が始まるのが11月5日からなので、リードタイムはたったの4日間!
「えーっと、今できることは今のうちにやっておかないと!」と11月になった途端あせってきた。
「1回めのロックダウン以来ヘアカットは小まめに行くようにしてたから、先月カットしたばかりでよかった!」とヘアカットについては安心した。
「ジムにも行っておかないと!次はいつ行けるかわからないしね..。」と夫と言いながら最後のジム通いをし、がんばって2クラスも参加してヘトヘトになった。
ゴルフ好きな夫や同僚たちは、「友人とのゴルフも有休をとって今のうちにしておこう!」
といいながら予約を入れようとしたが、すでにどこも予約はいっぱいで、私の周りの人達は誰ひとりとして、この最後の4日間にゴルフができた人はいなかった。
「みな思ってることは同じなのか、行動が早い!!」
「あ~、ロックダウンが終わる頃にはもうゴルフシーズン終わっちゃてるね…。」
とみな落胆していた。
春にあった最初のロックダウンの際はハンドソープやパスタがスーパーの棚から消えたけれど、スーパーからは「皆に行き渡るよう十分なストックを用意しているのでパニック買いをする必要はありません!」というメッセージが発信されていた。
「とりあえず、スーパーでは普通通りの買い物でいいか…。」と安心することにした。
衣料品などの非必須のお店も閉まってしまうけど、ロックダウンになったらおしゃれして出かけて行くところもないので、焦って買うものはなし。いざとなればアマゾンがあるし..。と、前回のロックダウンで学んだことが少しはあった。
首相のロックダウンの発表があった週末明けの月曜日、「今回のロックダウン中、仕事はどうなるのかしら~? またリモートワークになるのかな…。」と思いながら会社に行くと総務から一斉メールが届いた。
- ロックダウン中は全員、週2日間自宅待機(ファーロウ)
自宅待機にする曜日を上司と相談して決め、総務に連絡すること。
- その間給与は100%支払われる(ほっ!)
- まだ今年の有給休暇が余っている人はほぼ全てを11月中にとること。
というような内容だった。
早速私は上司と相談し、毎週月曜日と金曜日を自宅待機にした。
「ということは週3日出勤になるけど、ここから有休をとらなくてはいけないのかぁ..。」
有休があと何日残っているかチェックしてみると, あと6日もあるではないか!
今年は4月~7月の間長いロックダウンがあったのと、どこにもホリデーに行けなかったので、思ったより有休が多く残っていた。
ということは、週3日出勤予定の日から週2日は休まなくてはならぬ。
「ということは、今月働けるのは週1日!?」
これだと何もはかどりそうもないので、私は上司と相談して有休2日分を12月に持ち越すことにして、毎週1回水曜日を有休に当てることにした。
普通の状況ならこの休んでばかりのスケジュールは嬉しい限りなのだが、4月~7月までたっぷり家に篭ったばかりだし、しかもお休みしてるからと言って食料品以外のショッピングにも行けなければ、もちろん旅行にも行けない。
「家にいるのもなんだか退屈だなぁ…。」と思っていたので11月もまた休んでばかりになるとわかると、あまり飛び上がって喜べない気持ちだった。
そして「生活に変化をつけるためにも、連続で休むより1日おきの方がいいかも。」と思いこのような1日おきに出勤するスケジュールでいくことにした。
しかしいざやってみると、出勤の日は休んでた日のキャッチアップに追われ、追いついたと思ったところでまた休みになる、の繰り返しで結構大変…。
「もうこんなことなら早く元に戻って欲しい!」と切に思った。