2021年8月~11月:学生寮が不足で大学に通えないかも!?

大学生の下宿も不足気味?

今年の9月も例年と同じく新学期が始まり、大学の新入生が国中で移動した。

新入生の1年間はほぼ大学に併設された学生寮や、大学が管理しているアパートなどが当てがわれる。2年目以降は学生向けに貸し出されている家を3-4人でハウスシェアしたり、一人でアパートを借りれる経済力があれば一人暮らしすることが多い。

我が家の娘はコロナ真っ只中の2020年7月に地元の大学を卒業して、同じ年の9月からマンチェスターの大学で1年修士課程を取る予定だった。

しかし、ロックダウンが始まり、大学はどこもオンライン講義や授業に切り替わっていたため、「これなら大学の施設も使えないし、同じ授業料を払う価値がないわ!」と、1年ギャップイヤーを取っていた。

その1年の間にやりたい事が変わり、結局イングランドの東北部にあるヨークの大学で修士課程を取ることになった。

しかし! 行くと決まったのはいいものの、下宿先が見つからないではないか!

大学の学生寮はもういっぱい、ヨーク市内の手ごろな学生用に貸し出しているシェアハウスもほぼ埋っていた。

ヨークは小さな街なのだが、大学が3つも集まっている。

ただでも競争率が高そうなのに、今年はその他にも理由が..。

それは、娘と同じように昨年ギャップイヤーをとり、1年遅らせて入る人たちがたくさんいること。

もう一つは今年のAレベル(大学に入るための学力試験)の試験結果が過去最高に高く大学に進学する人が増えたことだ。

運よく娘はすでにヨークの大学に在籍していて今年から一緒にハウスシェアする人を探している女の子とSMSで知り合い、何とか住むところが見つかった。

これもコースの始まる1ヶ月前を切っていた。娘の大学からは遠かったが、同じヨーク市内なので何とか通える。

9月に娘の引越しを手伝うため車でヨークまで週末2回にかけて行ったのだが、そこでヨーク市内に下宿がみつからなくて、10-20kmも離れた近郊の街に住むことになった人たちもたくさんいいるという事を知った。

娘はハウスハンティング中「もう住むところが見つからなかったら、またあと1年ギャップイヤーかな..。」と諦めかけていたのだが、何とか住むところが見つかって「ぎりぎりセーフだったね。」と胸を撫で下ろした。

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やっと見つかった娘の下宿部屋。ベッドルーム4つある家をシェア。

娘の引越しもなんとか新学期が始まるまでに完了し、ほっとしながら夫とヨークの街を散策して帰ってきた。

その昔バイキングがやってきたこの街には有名な大聖堂や、中世の建物がたくさん残っていて、いつも観光客であふれている。

この街で最後の学生生活をエンジョイ欲しい。

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引越しの後、ヨークの街を散策。中世の町並みと大聖堂。