ロックダウンから1ヶ月めに思うこと

今日は4月23日(木)。私と夫の結婚記念日。

そしてUKのロックダウンが始まってちょうど1ヶ月!

昨年の結婚記念日は夫と二人でアムステルダムに行って祝ったことを思い出した。

ちょうどオランダの国王のお誕生日を祝う「King’s Day」という祝日の週末と重なり、アムステルダムの街中のあちこちでパーティーやコンサートが繰り広がれていてどの通りも人でごった返していた。

ちょうど昨年の今ごろは、アンネフランクの博物館を見終わった後、併設されたカフェでお茶していた。

カフェの窓から見える運河では、あふれるほどの人とDJが乗ったパーティーボートが次から次に流れて来ていた。

ボートに乗ってる人たちや運河沿いを歩いている大勢の人たちはオランダの国を象徴する色、オレンジの衣装やアクセサリーをまとって、大音量で流れるビートの効いた曲にのって楽しそうに歌ったり、踊ったりしていた。もちろんビールなどのアルコールを手にもちながら!

その光景を見て、「75年前この同じ場所には、脅えながら暮らしていたアンネフランクの家族や、ナチのコントロール下で制限された生活をおくっていた市民がいたんだなぁ。世の中平和になってくれてありがとう!」と感慨にひたった。

もちろん悲しいことに世界のあちこちではまだ紛争が続いているけれど…。

75年前の戦時中、人々は脅威にさらされながら生活し、食料も供給制、人の動きも制限されていたのに比べ、今ではいつでも好きな時に好きなところへ行ける。

ヨーロッパ内でも格安航空会社が多数飛ぶようになったおかげで2-3時間以内で手頃に

主要都市や地中海のリゾート地へ行けるようになった。

実際今年も年が明けたころから、「今年の結婚記念日もどこか行こうか~?」「東欧に行ったことないから、プラハかブダペストがいいな!」とか何気なく話していた。

f:id:Elsaleo:20200513202535j:plain

f:id:Elsaleo:20200513202449j:plain

昨年4月のアムステルダムは人でいっぱい!

あれから1年後の今日、世の中は一変してしまった!

2020年になった途端コロナウィルスが中国から私の住んでいるヨーロッパまであっと言う間に広まって、人々の生活が大きく変わった。

もちろんアムステルダムの毎年恒例のキングズデーもキャンセルになった。

イギリスでもでもめまぐるしく毎日のように色んな事が変化している。

3月23日からUKは国全体がロックダウンに入った。ロックダウンに入る前から今まで私のような普通の人達の生活がどのように変わってきたかと、それからロックダウン後どういう暮らしをしているかを綴ってみようとペンを(キーボードを?)とることにした。