2021年4月-その2:お店も美容院もフィットネスクラブもやっと再開!/ フィリップ殿下の葬儀
先月から仕事にフルで復活してのもあって、このブログも間があいてしまったけれど、4月に起きたことを少し…。
ロックダウン緩和プランステップ2 (Roadmap out of lockdown Step 2)
4月に入るとだんだんいいニュースが多くなってきた。
まず、4月の第1週目が終わった頃には600万人以上の人が2回目のワクチンを接種完了し、3千200万人のも人たちが、1回目のワクチンをすでに接種済みになった。
それに加えて、政府は無料のラピッド(迅速)テストを週2回、18歳以上の大人を対象に供給することにしたというニュースも流れてきた。
これは症状がでていなくても感染している人が3人に1人の割合でいるという統計がでたこともあるらしく、症状がでてなくても感染している人たちを見つけだすためのようだ。
ラピッドテストはイギリスの中学校以上の学生は年明けから週2回の頻度で、すでに学校で受けることになっていたけれど、今回は18歳以上の大人なら誰でも受けられることになった。
「ワクチンも進んでるみたいだし、検査もこまめにやってれば、そろそろ安心できるかしらね~?」
と私の周りでもちょっとリラックスモードになってきた。
実際、1日のコロナの感染者数も1月のピーク時には5万人を超えていたのが、4月も半ばになると3千人を下回るようになった。
病院のICUに入院しているコロナの患者数も減ってきて、私の知り合いで病院に勤めている人も「ICUの病棟がすごく静かになってきたわ。」と言っていた。
このようにいい傾向に向かっているのも手伝って、予定通り4月12日から「ロックダウン緩和プラン、ステップ2」が実行されることになった。
今回の緩和プランで私が楽しみにしてるのは、なんと言ってもヘアサロンが開くことと、屋内のスポーツジムが開くこと、そして、屋外でならカフェやレストランで食事ができること!
普通のお店も開くことになったので、街に日用品以外のショッピングにも行けるようになるのだが、なんだかオンラインショッピングに慣れてしまって、出かけるのが億劫になった気がする...。
- ヘアサロン
2月にロックダウン緩和プランが発表された際に、感染者数が減って状況がいい方向に向かっていればヘアサロンが4月12日(月)から営業を再開することがすでにわかっていたので、この発表があったすぐ後に、早速カットの予約を入れておいた。 予約を入れていたのは営業再開になった週の週末、17日!
早速火曜日以降になると会社の同僚たちも次から次とヘアカットしてくる人たちが出てきて、社員全員総イメチェンの週となった。
それを見ながら、私も早くカットしたくて週末になるのが待ち遠しかった。
我が家の家族もこの第1週目にカットに行って、4ヶ月ぶりに全員スッキリ!
週末がやっと来て私もようやく行き付けのヘアサロンへGO!
久しぶりに会った美容師さんに「今週はきっとずっと忙しかったでしょう?」と聞くと、
「今週はずっとカットしてばかりしてて腕が痛い~!でも忙しくなってうれしいです!」と言っていた。
4ヶ月ぶりにカットをしてもらった私たちと同じように、久しぶりに仕事に復帰した美容師さんも嬉しそうだった。😊
- スポーツジム
やったぁ~! ついにスポーツジムの屋内施設が再開することに!
しかし、残念なのはまだ屋内でのグループレッスンは禁止…。(涙)
私はいつもこのグループレッスンに参加していたので、「これじゃ、開いてもあまり私には意味なさそう…。」と思っていたら、「屋外グループレッスンを始めます」というメッセージが私の行っているジムがら送られてきた。
早速ジムの予約アプリでレッスンのスケジュールをチェックしてみた。
屋外で行われるレッスンは、私の好きなダンス系のレッスンやウェイトトレーニング、ヨガなどはなく、HIITやBody Attackといったようなハードなカーディオワークがメインだった。
「なんだかハードそう…。でもグループレッスンは他にチョイスがなさそうだし、30分だけだから挑戦してみるか!」と思ってHIITのクラスを予約した。
予約した当日行ってみると、ジムの駐車場の一角が、レッスン用に閉鎖されていて、そこに8人くらいの人がすでに集まっていた。
中には顔なじみの人もいて、「元気だった?」とか「久しぶりで体が動くかしら ~?」などとレッスンが始まる前から、久しぶりの運動でみなちょっと不安そう。
「どうも運動不足はみな同じのようね…」と自分だけじゃないことにちょっと安心した。
いざレッスンが始まると、ランジングやダッシュの連続で足はガクガク、心臓はパクパクで、30分のはずなのに1時間以上やった感覚に..。
中には途中で床に座りこんで休憩してる人もいた。
レッスンが30分の短時間に設定している理由は、ひょっとして久しぶりに運動する人達のことを考えてくれてるから?とさえ思ってしまった。
私は、久しぶりに外で走り回ったからなのか、花粉なのかはわからないが、汗の他に涙目、鼻水まででてきて、それらを拭き拭き30分なんとか乗り切った。
あ~、早くエアコンの効いた屋内スタジオでレッスンできるようにならないかなぁ。
- 日用品以外のお店が再開!
12日からファッション店など日用品以外のお店も再開されることになったので、その週末久しぶりにレスターの街の中心にあるショッピングセンターへ行ってみた。
今まで必要なものはオンラインショッピングで賄っていたので特に必要なものはなかったけれど、ロックダウン生活中ずっと着まわしていたジョガーパンツなどの家着が古くなってきたので新調したかったのと、仕事に着ていく春物の服で何かいいのがないか見てみようと思って…。
朝早めに行ったのでそれほど混んでなかったが、UK全国にあるチェーン店のPRIMARK(プライマーク)だけは入り口にすでに列ができていた。
このお店は結構最新なデザインの衣類や雑貨を手ごろな値段で売っているお店で、とくに女性に大人気のお店。ロンドンの目抜き通り、オックスフォード・ストリートにも大型の店舗があって、ニュースで12日の朝大勢の人達が並んでいるシーンがでていたが、ここレスターでも…!?
どのファッション店に入っても気がついたのだが、普通今頃みな夏のホリデーに向けて、ビーチウェアやリゾートウェアなどを買い求める時期なのに、ホリデー用の
ファッションコーナーにはひと気はなく、水着もまだたくさん残っていた。
まだ政府が夏のホリデーの海外渡航についての政策について発表していないので、や
っぱりみな様子見にしてるのかも。
PRIMARKには入店に並ぶほど賑わっていたが、中にはロックダウン中に閉店してしまったお店も結構見られた。
12月にちょっとだけロックダウンが緩和された時もすでに数件店閉まいしたお店もあったが、今回は更にもっと閉まっていたように感じられた。大きなショッピングモールもなんだか閑散とした感じだった。
これ以上のお店が閉店する前に、早く通常に戻ってほしい…。
- 飲食店 – 屋外でなら座って飲食が可能に。
3月末のロックダウン緩和では、テイクアウトのみが可能だった飲食店。
今回の緩和ステップ2からは、屋外でなら同じ世帯の人達と一緒に座って飲食ができるようになった。
といっても、まだ外の気温は昼間でも15度を下回っているので、「やったぁ~。今すぐ行こうぜ~!」というほど私の中では盛り上がってなかった。
ニュースではパブやレストランの外に置かれたテーブルに座って飲食している人たちで大賑わいしているロンドンの繁華街の様子が流れていた。
「パブやレストランも、屋外用のテーブルを用意しないといけなくて準備が大変だったろうに..。」と経営者の人たちの苦労をねぎらいたい気持ちになってしまった。
少し後から知ったのだが、私の住むレスター市では、屋外で食事を提供するライセンスを取得していれば、屋外に置くテーブルや椅子などの家具を買い揃えるため費用として、飲食店に最大4000ポンド(約60万円)までの給付金が付与される制度ができたらしい。これはコロナからの復興計画の1つだとか。
なかなかいい政策だと思う!
4月最後の週末、気温はまだ15度を下回ったままだったけれど、青空でお天気がよかったので、久しぶりにレスターにある公園に夫と散歩に出かけた。
夫はいまだにLONG COVIDを引きずっていて、息切れしやすいので歩くのはちょっとだけにして、いつもこの公園に来ると立ち寄るカフェでランチをした。
(実はこれが目的?)
公園の目の前にある立地条件バッチリなカフェなので、いつもならカフェの中はテーブルを見つけるのに苦労するくらい混んでいるのだが、今回カフェの中のテープルや椅子はすべて取り除かれていて、その代わり外には普段より多くのガーデンテーブルが並べられてた。
「最後に外食したのはクリスマス前だから、これひょっとして4ヶ月ぶりの外食?」夫に確認した。
「そうだね~。コロナの前は毎週末といっていいほどカフェに行ってたのに、ホント久しぶり!」
などと言いながら、ランチした。
普通のサンドイッチとカプチーノなのに、なぜか久しぶりに屋外でいつもと違う風景を見ながら食べたランチはとても美味しく感じられた!
プリンス・フィリップの葬儀
4月9日(金)に亡くなられたプリンス・フィリップの葬儀が17日(土)に行われた。
ちょうど私が街に買い物に出かけた日だったのだが、朝からショッピングセンターでは「午後3時から1分間の黙祷にご参加ください。」というようなポスターを見かけた。
朝から出かけていた私は、お昼過ぎには家に帰っていたので、葬儀をTVで見た。
ロイヤルファミリーと言えども、現在UKに掛かっている規制通り、「葬儀に参加できるのは最大30人までを厳守していて、シンプルかつ厳かな感じがした。
ソーシャルディスタンスをとって一人で座っていたエリザベス女王の姿が国民の心に響いたのか、翌日のニュースや新聞はその姿が一面にでていた。
75年間連れ添った人生のパートナーとのお別れっていったいどんなものなのか..。
きっと自分の一部がなくなってしまった感じがするのかな。
コロナが蔓延し始めてから今までの約1年間に世界中でなくなった3千万人以上の人たちの家族もみな同じ思いをしてると思うと、葬儀で一人でポツンと座っていたこのエリザベス女王の姿になんだか共感するものがあった。